変額保険に関わる税や控除について知ろう!
2023年09月20日 | お金のこと -Wealth-
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変額保険とは、①死亡や高度障害に対する保障を確保しながら、②特別勘定による運用成果を期待して資産形成も行う保険商品です。
変額保険の契約期間中は、「生命保険料控除」によって所得税や住民税の負担が軽減される場合があるほか、運用している特別勘定の運用益は非課税の状態が続きます。ただし、保険金を受け取ると、状況に応じて課税され、納税の義務が発生する場合があります。
では、変額保険に加入してから死亡保険金や満期保険金を受け取るにあたってどのような控除や税と関わることになるのでしょうか? 主だった内容を確認していきましょう。
変額保険と税や控除の概要
変額保険に加入している間は、冒頭でも触れた通り、「生命保険料控除」という所得控除の制度を活用することができます。すなわち、契約者の年間所得から払い込んだ生命保険料に応じた一定の金額が差し引かれるので、税率を掛ける前の所得が低くなり、結果的に所得税や住民税の負担が軽減される場合があります。
生命保険料控除制度による所得税・住民税の控除額は下の図の計算式で求めますが、「旧制度」と「新制度」のいずれに該当するかは、保険契約を締結した時期によって変わります。2011年12月31日以前に契約締結された生命保険契約については「旧生命保険料控除制度」が、2012年1月1日以降に新たに締結した生命保険契約については「新生命保険料控除制度」が適用されます。
詳しくは「生命保険料控除制度について」にて紹介していますので、ぜひこちらもご確認ください。
所得税控除額の計算式

住民税控除額の計算式

保険金を受け取ったときに課税される税とは?
次に、変額保険の満期保険金や死亡保険金を受け取った場合に課される税金について見ていきましょう。
関係するのは、所得税(及び住民税、以下同様)か贈与税か相続税のいずれかで、契約形態(被保険者、契約者、受取人)の違いによって、どの税金を納めることになるかは異なります。

―各種税金の計算方法
上述の通り、満期保険金でも死亡保険金でも、受け取った場合には所得税か贈与税か相続税のいずれかに関わることになります。
保険金を受け取ったら、まずは下の表を確認し、どの税金を納める必要があるのかを確認しましょう。
満期保険金と課税される税金の種類


